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長野県安曇野市

須砂渡トンネルの早期事業化を

2018/05/19 長野建設新聞

一般県道豊科大天井岳線須砂渡トンネル建設促進協議会(会長=宮澤宗弘安曇野市長)の本年度総会が16日、安曇野市役所で開かれ、本年度事業計画や役員改選を行った後、地元選出県議会議員、国土交通省長野国道事務所長、県安曇野建設事務所長に「恒久的なトンネル整備を」などとする要望書を手渡した。

冒頭のあいさつで宮澤会長は「本路線は本市にとって観光面で重要であるとともに地域にとっては林業をはじめとした産業にとっても生命線であり、不可欠な生活道路でもある。恒久的なトンネル整備へ向け、早期事業化の一層の支援協力を」と強調。来賓として出席した長野国道事務所の大里副所長は「県道の狭隘区間や崩落危険区域の解消、ストック効果発揮のため、トンネル整備は重要だと認識している。事務所としてもできる限りの支援をさせていただく」と述べると、安曇野建設事務所の飯森所長は「平成28年度には皆様方の要望活動により調査費200万円がつけられ地質調査の結果を踏まえこれまでの設計の精査等を行った。本年度から始まった県の新5カ年計画の中で須砂渡トンネルは調査の実施等を検討する道路の主要な箇所の一つに位置づけられた。今後は道路の危険性、観光や産業振興など道路整備の必要性や緊急性を強く訴えていくことが肝要であり、地域の皆様方の熱い想いを協議会の活動を通じて粘り強く要望活動を継続していただくことが事業化につながる」と、協議会の活動に期待した。

総会終了後、出席した県議会議員、長野国道事務所、安曇野建設事務所に要望書を手渡した。また7月12日には県庁を訪れ、長谷川建設部長に要望書を手渡す。

同路線は岩原山神社から烏川渓谷緑地環境管理事務所の区間およそ450mが未改良となっている。


【宮澤会長が飯森所長㊨らに要望書を手渡した】

要望書を手渡した

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