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新潟県五泉地域衛生施設組合

基本整備計画まとめる 本年度に基本設計 中間処理施設、最終処分場整備

2018/05/19 新潟建設新聞

 五泉地域衛生施設組合は、一般廃棄物中間処理施設整備事業と最終処分場整備事業の基本計画をまとめた。

ともに本年度から基本設計に取り掛かり、20年度に事業者の選定、2020~21年度に建設工事を行い23年度の供用開始を目指す。



 中間処理施設整備は五泉市清瀬地内の用地面積2万8800㎡で整備。エネルギー回収型廃棄物処理施設は、処理能力を1日あたり133tとし、炉系列は2炉。処理方式はストーカ方式。マテリアルリサイクル推進施設は1日あたり11tの処理能力とする。

 整備スケジュールは本年度に施設、造成の基本設計および事業方式の検討業務。環境影響調査は18~19年度に行い、19年度~20年度にかけ事業者の選定・発注を予定。20年度後半から建設工事に着手し、23年度の完成、同年下期の供用開始を見込んでいる。

 全体事業費はエネルギー回収型産業物処理施設が114億円、マテリアルリサイクル推進施設が16億円となり、総概算事業費に130億円を見込んでいる。

 最終処分場整備は阿賀野市大日地内の敷地約4・2haで計画する。埋立地の上に被覆施設を設けるクローズドシステム処分場とし全体上屋方式を採用。貯留構造物は半地下型式でRC造とする。計画埋立期間は15年間で埋立可能容量は6万1000立方を想定。

 管理棟は浸出水処理施設と一体で設置する。被覆施設は全体上屋方式とするため鉄骨折板屋根を採用する。

 事業方式についてはDBO、PPP、PFIの導入を視野に検討を進める方針。

 本年度に基本設計・生活環境調査、19年度に生活環境調査、用地取得、施設実施設計、20年度に施工業者選定、21~23年度に建設工事を実施し、23年度の供用開始を目指す。

 概算工事費は、造成工事4280万円、貯留構造物工事3億9900万円、被覆施設工事7億6000万円、地下水集排施設工事660万円、遮水設備工事2億5820万円、雨水集排水設備工事1130万円、ガス抜き設備工事30万円、管理施設3610万円、関連設備工事3070万円で直接工事費に15億750万円を見込む。

 基本計画策定はともにエックス都市研究所。

【最終処分場完成予想図】

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