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【国土地理院】若手測量技術者育成へ新たな試行業務

2018/06/27 本社配信

 国土地理院は基本測量の中長期的な担い手確保・育成に向けて若手測量技術者の登竜門となる新たな試行業務を開始する。総合評価落札方式(簡易型)の測量業務を対象に、若手技術者を主任技術者や作業班長として配置した場合に加点評価するもので、「主任技術者型」と「作業班長型」の2つのタイプで行う。新たな試行業務は、作業班長型として25日に公示した「水準測量(さいたま・利根川中流・日本水準原点1地区)」から適用する。今後、8月から9月にかけて8件の発注を予定している。

 主任技術者型では配置予定技術者が45歳以下の場合、作業班長としての実績と成績・表彰を評価するとともに、年齢区分に応じた加点を行う。45歳以下(1972年4月2日以降生まれ)の場合は指名段階で1点、入札段階で1点を加点し、40歳以下(77年4月2日以降生まれ)の場合は指名段階で2点、入札段階で2点を加点する。

 作業班長型では技術者の努力により取得できる技術者資格と継続教育(CPD)の配点を大きくして評価するほか、40歳以下の若手技術者を配置予定作業班長とした場合に年齢区分に基づき加点する。40歳以下(77年4月2日以降生まれ)の場合は指名段階で6点、入札段階で3点を加点し、35歳以下(82年4月2日以降生まれ)の場合は指名段階で12点、入札段階で6点を加点する。

 なお試行に当たっては、若手技術者が主任技術者を担当できる試行業務は1人当たり1件とする。

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