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(社)日本塗装工業会県支部

日塗装県支部・彩青会が木部塗装テーマに講習会

2018/07/03 埼玉建設新聞

 日本塗装工業会埼玉県支部(松尾康司支部長)青年部・彩青会は26日、さいたま市南区の武蔵浦和コミュニティセンターで、賛助会員のオスモ&エーデル㈱の土方雅彦氏、国枝直人氏を講師に迎え、『木部塗装・建築工事標準仕様書WP塗装について』と題する講習会を開催した。

 長谷川巧会長は「今回も賛助会員のメーカー様に参加していただき講師を務めていただきます。本日の内容が皆さまのお役に立ち、また有意義な講習会となればと考えています」とあいさつ。

 講習会ではまず、土方氏が木材保護塗装の必要性、注意点について説明。

木材は切って使うため、紫外線、風雨、腐朽菌などによるダメージで傷む。特に紫外線によって木材中のリグニンが破壊され水分が吸収されやすくなり、原型を留めなくなってしまうため、対策として保護塗装を施す。

 WP塗り(Wood Preservatives Stain)は樹脂および着色顔料のほかに、防腐、防カビ、防虫効果を持つ薬剤を含むことを特徴とする既調合の半透明塗料。国交省が2016年度版の標準仕様書で外部使用に限定したこと、規格や施工法などが説明された。

 また国枝氏は中越沖地震の被災地で、復興プロジェクトにより県産材の越後杉を使用したモデル棟に、ウッドステインプロテクターが採用された施工事例を紹介。他社の塗料が採用された棟との劣化の違いを証明した。

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