国道411号勝沼拡幅事業で県峡東建設事務所は本年度、子安橋北詰交差点周辺の改良に着手したい考えを示した。同事務所担当者は「用地買収を優先して進めているためその進捗にもよるが、秋口以降をめどに着工したい」と話した。
同事業は国道411号甲州市勝沼町山-等々力間約2㎞を改良するもの。沿線に東雲小があり児童が通学に利用するが、歩道がない区間があり道幅も狭いため改善する。併せて電線類の地中化も実施する計画で東電やNTTなどの関連事業者と協議を進めている。
沿線には観光農園も多く、その補償を優先的に進めまとまった用地が取得できた場所から工事を始めている。5日には山区交差点周りの改良工事の入札を執行。約300m区間の排水施設やよう壁などを整備する内容で工期は年度末までとなっている。