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山梨県山梨市

補正案に市道4路線など道路改良費計上

2018/09/06 山梨建設新聞

 山梨市は9月補正予算案に道路改良費約2600万円を計上した。市道改良の設計・工事費を増額するもので、それにより「幅員4mの市道建設改良事業」については当初予定していた6路線から10路線に増やす。いずれも予算可決後、早々の発注が見込まれる。

 「幅員4mの市道-」で追加した箇所は◇同市小原西地内の道路新設に向けた設計◇同市市川地内、八幡郵便局西側市道の舗装工事◇同市三富川浦地内、「川浦温泉山県館」東側市道のブロック塀撤去と防護柵設置工事◇同市牧丘町倉科地内の側溝整備工事。

 小原西地内の道路新設は、市役所から東に約250mの場所にあった「千嶋旅館」の跡地から東へ延びる道路の整備。現在富士住宅(同市)が分譲地を整備しており、そこから延長50m、幅員7mの道路を新設する計画で、来年度着工を目指し設計を進める。周辺はかねてから開発が検討されている場所で、今回整備する道路は将来的にさらに東へJR中央線付近まで延伸する計画だ。

 市川地内の舗装は延長35m、幅員3mを予定。測量・設計は市役所内で実施しており本補正可決後、早々に着工する。

 三富地内のブロック塀撤去は、同旅館沿いの市道のブロック塀が老朽化しているため撤去し、新たに防護柵を設置する。延長は70m程度で設計は市役所内部。本補正に工事費を盛った。

 倉科地内の側溝整備は県道塩平窪平線を北に入った市道が現場。降雨により民地の土手が崩れるなど被害が出たため、対策としてグレーチングの側溝を15mに渡り整備する。設計は市役所内部。早期着工を目指す。

 このほか市役所南側で行われている電線共同溝の整備にあたり、東京電力に委託する工事にも予算を追加。当初からの予算に本補正で約800万円を加え、計1600万円を確保した。共同溝の幹線から枝線を延ばす工事で延長は約100m。年度内に完了する見通しだという。



【写真=小原西地内に道路を新設】

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