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茨城県つくばみらい市

つくばみらい市が9月補正予算案でわかくさ・すみれ幼稚園の耐震化設計

2018/09/07 日本工業経済新聞(茨城版)

 つくばみらい市は9月の市議会定例会に補正予算案を上程した。主なものでは、わかくさ幼稚園・すみれ幼稚園の耐震化に向けての実施設計に3067万2000円、(仮称)つくばみらいスマートインターチェンジの協議支援業務に1458万円、すみれ幼稚園のプール解体工事に810万円、谷和原公民館の暖房機ボイラー改修工事に469万4000円を予算化している。(3面に主な事業を掲載)


 一般会計には9108万9000円を追加し、当初からの総額は179億2676万9000円となる。なお議会は9月21日に閉会予定。

 まず総務費では、自転車駐車場管理事業に393万3000円。つくばエクスプレスみらい平駅前の市営駐輪場について、公益財団法人自転車駐車場整備センター(東京都中央区)に移管することから、土地分筆に向けての測量に126万4000円と、施設改修工事期間中の臨時駐輪場設置工事に266万9000円を計上している。

 駐輪場改修工事は、自転車駐車場整備センターが来年度から3工区割で取り掛かる。屋根や照明、防犯カメラ、詰所の設置などを行う。2020年4月からの供用開始を予定。

 また、防犯カメラ新設工事に234万1000円を設定。19年の茨城国体に向けて、競技会場となる「きらくやまふれあいの丘 世代ふれあいの館」(神生530)、総総合運動公園(小張1770)の多目的広場と体育館およびアクセス道路の計4カ所に設置する。

 土木費では、常磐道のつくばみらいスマートIC設置事業で、協議支援業務委託に1458万円。ことし同ICが新規事業化箇所に選定されなかったことから、引き続き準備会で設置場所や構造などを検討するため予算措置した。現在は㈱長大東関東支店(つくば市)が協議支援業務を担当している。

 教育費ではまず、わかくさ幼稚園(板橋3023-1)とすみれ幼稚園(下島592)の耐震補強工事に向けての実施設計委託料に3067万2000円を盛り込んだ。予算案が承認されれば、2園分割で指名競争入札で発注する見込み。早ければ10月末の入札となる。

 また、すみれ幼稚園のプール解体工事には810万円。10年以上に渡り使用していないことから、プール(20m×6コース)や更衣室(W造)を解体し、更地にして地権者に返却する。

 大阪北部地震のブロック塀倒壊を受けての緊急補修工事には447万1000円を充当。対象はわかくさ幼稚園(ブロック撤去、フェンス設置)、すみれ幼稚園(ブロック撤去と再設置)、豊小学校(ブロック撤去、フェンス設置)、板橋小学校(ブロック撤去、法面整形)。豊小と板橋小は指名競争入札で発注し、2幼稚園は随意契約となるもよう。年内の完成を目指す。

 さらに伊奈中学校(野深600)で、9教室と会議室1室に空調設備を設置するための設計委託料として250万円を充当。工事は来年度に発注する予定。

 そのほか、谷和原公民館(古川1025)の暖房機ボイラーの更新工事に469万4000円。この予算には、工事期間中に一時的に使用するヒーターの借り上げ費用も含まれている。

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