国土交通省官庁営繕部は優良工事表彰の対象となった工事に貢献した技術者・技能者を顕彰し、優秀な技能者等の名前を残す取り組みを進めている。建設業のやりがいや魅力を発信し、担い手確保につなげるため、昨年度に引き続き本年度も優良工事表彰の対象となった3件を対象に、元請け・下請けの原則全ての工事関係者の名簿をホームページで公表している。
名簿公表の対象工事および受注者は▽経済産業省総合庁舎別館改修(16)機械設備その他工事=高砂熱学工業(33人)▽中央合同庁舎第5号館改修(16)電気設備工事=ユアテック(44人)▽国立国会図書館東京本館改修(16)電気設備工事=日本電設工業(58人)―。
また3工事ともに、主任技術者と職長以上の主要な工事関係者を銘板に掲載して、当該工事箇所のできる限り人目に触れる場所に設置することも検討する。
同部整備課では地方整備局などの公共発注機関でも同様の取り組みが広がることを期待している。