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茨城県境町

テニスコート整備に2・2億/防災ステーションのアクセス道調査/9月補正予算

2018/09/15 日本工業経済新聞(茨城版)

 境町の9月補正予算案が町議会定例会最終日の12日に承認された。主なものでは東京オリンピックの事前キャンプに伴う施設整備で、テニスコートなどの整備に事業費2億2140万円を計上した。このほか生活圏道路整備で路線・用地測量委託料1500万円、河川防災ステーションのアクセス道路検討調査委託料700万円などを盛り込んだ。

 2020年に予定する東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ施設では、文化村にテニスコート4面などを整備する計画。補正予算には工事費2億2000万円、地盤調査委託料140万円を配分。早ければ9~10月にも地盤調査を発注する見通し。調査結果を踏まえ、工事に取り掛かりたい考えだ。

 河川防災ステーションは塚崎地内の利根川左岸に整備を計画しているもので、アクセス道路の検討調査委託料700万円を予算化し、早期の発注を目指す。年度内をめどに策定する。概略的な計画をまとめることで、アクセス道路の具体化を図る考えだ。

 生活圏道路整備整備では道路新設改良事業として、町道の拡幅や側溝整備などを推進していく。今回、予定していた工事箇所の延期に伴い、工事費1500万円を路線・用地測量委託料に鞍替えした。西泉田地区と若林地区の2カ所で測量を実施する計画。

 このほか文化村のリノベーション工事に工事費300万円を設定。今後、工事内容の詳細などを詰めていく。

 一般会計全体には19億7157万6000円を追加し、138億4054万9000円とした。

 補正予算の主な内容は次のとおり。

 【総務費】

 ◆行政区運営・行政区地域活動支援助成金=470万円

 ◆財産管理・公用車購入(2台分)=124万8000円

 ◆防犯対策・防犯カメラ設置工事=216万7000円

 【民生費】

 ◆子ども、子育て支援・計画ニーズ調査業務委託=281万円

 ◆保育所等事故防止推進・補助金=119万3000円

 【農林水産業費】

 ◆儲かる産地支援・補助金=490万1000円

 【土木費】

 ◆道路維持管理・案内板設置工事=25万3000円

 ◆生活圏道路整備・路線、用地測量委託=1500万円

 ◆河川防災ステーションアクセス道路整備・検討調査業務委託=700万円

 【消防費】

 ◆新型消防自動車導入・消防自動車購入=3240万円

 【教育費】

 ◆文化村リノベーション推進(企業版ふるさと納税)・リノベーション工事(単独分)=300万円

 ◆東京オリンピック・パラリンピック事前キャンプ施設整備

 ◇地盤調査=140万円

 ◇テニスコート整備工事=2億2000万円

 ◆給食センター管理運営・修繕=59万6000円

 【農業集落排水事業特別会計】

 ◆境第4地区処理施設維持管理・修繕=200万円

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