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新測協のUAV写真測量研修で若手15人が理解深める

2018/09/19 新潟建設新聞

 新潟県測量設計業協会(山岸陽一会長)は12日と13日の2日間にわたり、若手技術者を対象としたUAV写真測量実技研修会を新潟市内で開催した。当日は、会員企業12社から15人が参加した。

 開会のあいさつに立った、同協会の荒井隆二副会長は測量設計業界を担う若手技術者の育成が急務と強調し、ICTやUAVの活用など新技術に対応できる測量・設計分野の基盤づくりに取り組んでいることを報告。同研修会もその一環とし、実践的な技術と知識を習得できる場の意義と、今後のさらなる研さんに期待した。

 この研修会は、新潟県建設産業マンパワーアップ総合支援事業の補助対象事業として開催。講師は両日とも、同協会の賛助会員である金井度量衡㈱が務め、初日は同社内でUAVの基礎知識をはじめ、航空法などUAVの運航に関する法律や条例、規制の解説、市販機の操作方法などが説明された。2日目は、国土地理院の「UAVを用いた公共測量マニュアル(案)」の作業計画などに沿い、実機を使用したフライトに挑戦。新潟市内にある新潟県スポーツ公園内の多目的運動公園南エリアで実施された。15人は5班に分かれ、各班ともカメラオペレーター、安全監視員、パイロットといった役割分担の下、市販のUAVを使用した飛行を体験。同マニュアルに示されている作業計画を基に、飛行高度や対象物を3D化する連続写真撮影、適正な画素寸法の割り出しなどを学んだ。このほか、UAV撮影で取得したデータの解析トレーニングも行われた。


【写真=UAV飛行も体験、荒井副会長】

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