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千葉県県土整備部

ランドブレインで条件整理/金ケ作県営住宅2期の整備/設計へ基本計画見直し/戸数は56戸計画

2018/09/19 日刊建設タイムズ

 県県土整備部住宅課は、今月12日の入札で「金ケ作県営住宅第2期条件整理業務」をランドブレイン(東京都千代田区平河町1―2―10)に委託することを決めた。基本計画の見直しを行い、基本設計、実施設計を実施するうえでの前提条件を整理する。委託金額は予定価格380万5000円(消費税抜き)に対し340万円。委託工期は2019年3月15日まで。基本計画は2010年度に策定し、一般財団法人日本開発構想研究所(東京都港区虎ノ門1―16―4)が担当した。

 同住宅の建設場所は、県が新設住宅用地として00年度に取得した松戸市金ヶ作字小作台222―1地先。敷地面積は約1万6000㎡で、このうち1期用地が約1万㎡、2期用地が5799㎡。

 住宅は1期136戸、2期56戸程度の合計192戸の整備を計画。このうち1期は、松戸市の大金平県営住宅と中矢切県営住宅が老朽化し耐震性の不足していることなどから移転、建て替えることとし、09年度に着工。09~10年度の2か年で整備した。

 建物規模はRC造5階建て2棟延べ約8152㎡(1号棟延べ4649㎡、2号棟3503㎡)。戸数は1号棟79戸、2号棟57戸の合計136戸で、ほかに集会室を整備。実施設計は鈴木建築設計事務所(松戸市南花島1―5―11)が担当。工事は建築を鎌形・鵜沢JV、電気設備をE&Eシステム、衛生設備を早見設備が施工した。

 一方、2期工事については10年度に基本計画を策定。その中で、住宅に地域貢献施設の併設を検討。地域貢献施設として①福祉事業者等による施設整備&事業の展開②テナント事業者によるサービス事業の展開③集会所・オープンスペースでの生活支援活動の展開――の3案を検討した。

 本年度の条件整理では、これらについても、当時と社会情勢が変化していることから見直す予定。

 今後は、順調なら来年度で基本設計を行い、20年度で実施設計に着手し、21年度に着工となる見通し。

 なお、県営住宅の整備では本年度、鎌ケ谷市の佐津間県営住宅第1期の実施設計を簡易公募型指名競争入札で千葉土屋建築研究所(千葉市美浜区中瀬1―6)に委託した。順調なら来年度で着工となる見通し。

 同住宅の建設場所は鎌ケ谷市佐津間字火焼田222―9地先。敷地面積が9920・15㎡。建物規模はRC造3階建て延べ1893・18㎡。戸数は1棟30戸の予定。

 計画の全体戸数は3棟86戸。残り2棟の建物規模はRC造3階建て延べ1717㎡とRC造3階建て延べ1893㎡。

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