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茨城県下妻市

新庁舎基本設計で2カ年継続費/9月補正予算案

2018/09/20 日本工業経済新聞(茨城版)

 下妻市は開会中の市議会定例会に9月補正予算案を含む議案を上程している。補正予算案の主なものでは、新庁舎などの基本設計と事業者選定支援委託として2カ年継続費6426万円を措置。新庁舎建設の関連事業費としては総額4190万6000円を計上している。このほか市内小学校の空調設備整備で設計委託料1506万6000円を盛り込んでいる。

 新庁舎では早期建設を目指し事業を前倒ししていく方針で、基本設計などの委託料として2カ年継続費6426万円を設定した。年割額は2018年度1927万8000円、19年度4498万2000円。議会の承認を得た上で、早ければ10月ごろにも基本設計などを発注する見通し。19年度半ばにもまとめたい考え。

 また新庁舎建設の関連事業では、国土交通省の18年度PPP/PFI推進支援の2次募集で採択された複合防災施設等整備の官民連携調査委託料1201万円をはじめ、アスベスト・PCB調査委託料381万3000円、地形測量委託料284万1000円、物件移転補償調査委託料396万4000円を盛り込んでいる。

 小学校の空調設備整備では近年の猛暑を踏まえ、全9校の普通教室121室に設置を計画。設計委託料として1506万6000円を予算化。議決後、早ければ10月にも発注する見通し。工事については国の補助金などの動きを見ながら、早期着手を目指していく。

 補正案ではこのほか、都市公園の遊具改修に1491万円、水神橋修繕の工事費の不足分として950万円、市道5369号線の拡幅に500万円、柳原球場のテニスコート外周整備に581万1000円などを設定している。

 一般会計全体には1億5006万2000円を追加し、総額を168億9383万5000円とした。会期は21日まで。

 補正予算案の主な内容は次のとおり。

 【総務費】

 ◆財産管理

 ◇市庁舎等アスベスト・PCB調査業務委託=381万3000円

 ◇複合防災施設等整備官民連携調査委託=1201万円

 ◇市庁舎等建設基本設計および事業者選定支援業務委託=1927万8000円

 ◇市庁舎等建設地形測量業務委託=284万1000円

 ◇物件移転補償調査業務委託=396万4000円

 ◇コンクリートブロック塀撤去およびフェンス設置工事=350万円

 ◇公用車購入=220万3000円

 ◆防犯対策

 ◇防犯灯設置工事=182万4000円

 ◇街頭防犯カメラ設置工事=100万円

 【民生費】

 ◆高齢対策・福祉センター工事=71万3000円

 【土木費】

 ◆道路新設改良・道路改良および舗装等工事=500万円

 ◆橋梁維持

 ◇橋梁設計積算業務委託=194万4000円

 ◇橋梁修繕工事=950万円

 ◆用排水路・排水路工事=400万円

 ◆都市公園

 ◇遊具改修工事=1491万円

 ◇コンクリートブロック塀改修工事=478万円

 ◇公用車購入=147万円

 ◆Waiwaiドームしもつま管理・コミュニティーサイクルポート設置工事=378万円

 【消防費】

 ◆防災・業務継続計画作成業務委託=178万2000円

 【教育費】

 ◆小学校管理

 ◇防火設備定期調査報告委託=171万6000円

 ◇工事設計委託=1506万6000円

 ◇環境改善工事=825万9000円

 ◆中学校管理・防火設備定期調査報告委託=47万8000円

 ◆体育施設

 ◇総合体育館特殊建築物定期調査報告委託=56万9000円

 ◇千代川体育館特殊建築物定期調査報告委託=47万6000円

 ◇柳原球場テニスコート外周整備工事=581万1000円

 ◇千代川運動場コンクリートブロック塀撤去工事=222万7000円

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