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長野県建設部木曽建設事務所

伊那木曽連絡道路沿道美化に木曽支部も協力

2018/10/13 長野建設新聞

本格化する秋の観光シーズンを前に11日、国道361号の伊那木曽連絡道路で沿道美化活動が行われ、長野県建設業協会木曽支部からも12社から15人が参加して、良好な道路環境の創出に貢献した。

この活動は春と秋の観光シーズンを前に、投棄されたゴミを回収し、観光客に美しい景観を満喫してもらおうと県、塩尻市、木曽町やNPO法人ビレッジならかわの合同で、2006年2月に権兵衛トンネルが開通して以来の恒例で、毎年この時期に実施しているもの。

活動に先立ち、国道361号姥神トンネル伊那側チェーン脱着場に集まった参加者を前に木曽建設事務所維持管理課の足立修課長は、参加者の協力に感謝するとともに「今年春の活動では2tトランクがいっぱいになるほど回収したが、半年過ぎて今回も同じくらいの量になるのではないか。きょうは雨の予想もあり足場の悪いところもあると思うので無理のない範囲で作業をしていただき、観光客の皆様を気持ちよくお迎えしたいと思っている」と呼びかけた。

続いて参加団体を代表して、長野県建設業協会木曽支部の青木理事(木曽土建工業)は「この伊那木曽連絡道路も開通から十余年が経ち、われわれの生活道路としてはもちろんのこと、木曽の観光への北の入口としても大いに機能を発揮している。観光シーズンを迎え、自然豊かなこの木曽の玄関口をきれいにして、お客様を迎えるのも建設業の責務の一つだと考えている。きょうは短い時間だが発注者・受注者ということではなく、道路を守る立場のものとして、また、木曽に生活するものとして御協力をいただければ幸い」と活動の意義を強調した。

その後、対象となっている国道19号の神谷交差点から権兵衛トンネル木曽側の坑口までおよそ8km区間を4班に分かれて作業を開始。木曽支部からの参加者もヘルメットやベストを着用し、投棄されたゴミを交通に注意しながら1つひとつ手作業で回収した。作業が終了時には2tトラック1台分のゴミが集まった。

作業風景

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