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(社)埼玉県空調衛生設備協会

埼空衛がノーリツ明石本社工場を視察

2018/10/16 埼玉建設新聞

 埼玉県空調衛生設備協会(飯沼章会長)は9月27日、(株)ノーリツ明石本社工場(兵庫県)の視察研修を行った。参加者は会員、賛助会員など12人。国内業務用給湯器、海外用給湯器の製造工程を実際に見て見識を深めた。

 明石工場は企画、生産、管理、購買、品質管理、研修――の各部門が集結。本拠点で年間約120万台の給湯器を生産、出荷している。

 同工場は『必要な商品を必要な分だけ、必要な時にお届けする』NRPS(Noritz Production System)生産方式を採用。商品は全数検査を行っており、合格信号を端末管理しているためエラー品が後工程に流れていかない仕組みになっている。

 また、ガス給湯器工場のほか、エレクトロニクス工場でリモコンと制御板を内製。ガスメカ、熱交換器を敷地内のグループ会社で生産、調達している。

 研修ではまず同社の事業内容、工場概要などをDVD、スライドで紹介。引き続き国内用給湯器、海外用給湯器の生産ラインを見て回った。同生産ラインにはベテラン作業員を多く配置。日本国内と海外商品で構成された複雑なラインに対応している。

 次に国内家庭用追い炊き機能付き給湯器の生産ラインを見学。同生産ラインには女性作業員が非常に多く、繊細な目で確実な作業を実施。力を要する作業には組み立てロボットや無人検査装置などを使用。自動化を進め、品質と安定と生産性の向上に取り組んでいる。

 最後に同社グループ会社が管理する銅製の熱交換器生産ラインを見学。切断、接合、組み立ての3つの技術で金属加工する現場では、参加者がノーリツの生産計画に基づいた効率的な現場のようすを確認した。

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