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(社)長野県建設業協会木曽支部

木曽支部現場代理人会らが桜沢トンネル見学

2018/10/31 長野建設新聞

長野県土木施工管理技士会木曽支部(奥田和彦支部長・奥田工業)と木曽支部現場代理人会(柳澤修支部長・木曽土建工業)は26日、本年度の室内及び現場技術研修会を行い、会員35人が参加した。午前中は木曽建設会館で室内研修、午後は塩尻市と木祖村で現場研修を行った。

室内研修は国土交通省飯田国道事務所木曽維持出張所の石原幸宏所長が講師を務め、施工管理における留意点やよくある不具合の原因、さらに好ましくない事例と現場にありがちな事故事例を紹介した。

午後の現場研修では最初に塩尻市贄川を起点に同市宗賀まで延長2.1㎞が対象の国道19号桜沢改良工事現場を訪問。ルートのうち桜沢トンネルが1498mで、贄川側に21.5m、宗賀側に62mの橋梁が整備され、現道とタッチする。トンネルの掘削はNATM発破工法で終点部の宗賀側から西松建設の施工により片押しで掘削している。内空は57.6m2あり、トンネル内の車道部幅員は8.5m。10月26日現在で540.8mまで掘削している。現場では国交省と西松建設の作業所長が概要説明を行った。その中で国交省の担当者はICT工事について説明し、参加者にも現場で積極的に取り入れるよう提案していた。掘削の進むトンネル内はズリ出しを行うダンプが、クラクションで合図しながら安全を確認して運転。参加者は現場内に設置されているトンネル内の水を浄化する濁水処理設備などを見学した。その後、木祖村の薮原交差点改良工事現場を訪問。木曽土建工業現場代理人の野尻武彦さんが概要を説明した。


【写真=桜沢トンネルを見学】

桜沢トンネルを見学

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