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【参院予算委】安倍首相「必要な予算確保し強靭化を」/佐藤信秋議員質問

2018/11/06 本社配信

 5日に開かれた参議院予算委員会において、佐藤信秋議員が重要インフラの緊急点検や国土強靭化計画の見直し、今後のインフラ整備と予算の見通し等について質問した。

 重要インフラの緊急点検の結果を踏まえた「防災・減災・国土強靭化のための緊急対策」の事業内容や事業費、達成目標を明らかにするべきとの質問に対し、安倍晋三首相は「現在、インフラの点検を進めており、その結果などを踏まえて緊急対策を年内に取りまとめ、3年集中で実施していく。実効性あるものになるように取りまとめたい」と答弁した。

 また国土強靭化を長期的・計画的に進める必要があるとの指摘に対して安倍首相は「これまで培ってきた経験や教訓を踏まえて国土強靭化基本計画を年内に見直し、中長期的な目標や方針を明らかにする。新たな基本計画のもと緊急対策の実施に当たり、消費税対応に係る2019年度および20年度に講じる臨時特別措置を活用することをはじめ、必要な予算を確保した上で国土強靭化の取り組みをさらに加速化させていくことにより、強靭な故郷(ふるさと)、誰もが安心して暮らすことができる故郷をつくり上げたい」と強調した。

 国土強靭化を進めるに当たり公共投資の増額が必要との質問に対して、麻生太郎財務大臣は「近年の災害の集中化・激甚化等に伴い、新しい危険が生まれつつあると思っており、国土強靭化基本計画の見直しを行っている。基本計画の見直しに伴い必要となる財政面が一番問題だと思うが、見直し後の基本計画の内容などをよく踏まえて検討していく」と答えた。

 佐藤議員は恒常的に予算を確保しながら進める雨ことが大事とし、実効性の確保を求めた。


【写真=「強靭な故郷を」と強調する安倍首相】

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