飯山市は４日、学生やその保護者に市内企業を知ってもらうための企業展示説明会を市公民館で開催した。12社がブースを設け、訪れた生徒たち約50人に自社の魅力をＰＲした。

　この取り組みは入職促進の一環で企画した新たな試み。雇用ビジネス推進課の出澤俊明課長は「市では人口減少対策を再重要課題の一つに位置付けている。地元の学生が地元に就職してくれれば、企業の人手不足解消にもつながる」と話し、県下高井農林高等学校の中村泰久教諭は「当校から参加しているのは皆２年生。３年生の進路がおおむね決まり、２年生にシフトするタイミングで、こうした機会を設けていただくことは非常にタイムリー。地域の企業を知る意識付けという点で大いに役立つ」と喜んだ。

　ブースを出展したサンタキザワの関口梨沙氏は「当社では充実した福利厚生面を中心に説明させていただいた。生徒たちは皆前向きで、興味を持っていただけたと思う」と手応えを感じていた。