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山梨県笛吹市

東京ランドJVを特定 みんなの広場設計プロポ

2018/11/21 山梨建設新聞

 笛吹市は19日、石和温泉街に整備する「笛吹みんなの広場」(旧NTT用地)の基本・実施設計者に東京ランドスケープ研究所・髙橋一平建築事務所JVを特定した。企業や担当する技術者の実績、市が提示した基本コンセプトを理解しつつ新たな提案を盛り込んだ点などが評価された。市は今月29日に同JVと契約を交わし来年3月29日までの工期で完成させる。

 設計プロポ公募時の整備費の上限は8億7200万円。整備費は来年度予算案に盛り込む。1年間で整備し、翌2020年4月開園を目指す。

 敷地面積は約2・5h。主に公園とイベントスペース、駐車場で構成。紅葉の名所となるような植栽を施す。イベントスペースは膜状の屋根を張ったようなオープンなイメージ。広さは1000㎡程度を見込む。駐車場は普通車200台、大型車10台程度を想定しているが、用途を広げるため車止めは付けない。災害時には救援部隊の拠点として使えるようヘリの離着陸スペースなども確保する。

 同JVからは、さまざまな新たな要素が提案された。効果や整備費などを踏まえ取り入れるかどうかは「今後設計の中で検討していく」(市政策課)という。

 最優秀提案に次ぐ優秀提案にはPERSIMMON・HILLS・architects+STGK設計共同体が選ばれた。

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