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新潟県農地部

信濃川右岸1期地区かんがい排水事業水路L287mを推進

2018/11/29 新潟建設新聞

 県農地部が進めている信濃川右岸(1期地区)水利施設等保全高度化事業(県営かんがい排水事業)は、2021年度の完了に向け、残る水路トンネル工L287・2mを推進する。

 工事はトンネル内での作業が3カ月に限定されていることや工事進入路が1カ所に限られていることなどから年間施工量が約80m(3億円)にとどまっている。また湧水対策にも時間を要しているが、夜間作業や自動溶接機の導入などにより計画どおり事業が進捗。進捗率は事業費ベースで63・3%となった。

 全体工事は水路トンネル工L914・0m。総事業費は35億3300万円。

 08年度に着手した同事業では信濃川右岸の長岡市から見附市、三条市にまたがる農地6949haをかんがいする幹線用水路(福島江用水路)25・4kmのうち、最上流に位置する水路トンネル区間914mを改修する。

 改修が完了した区間では用水の安定供給が阻害されるリスクが解消され、地上部で地域住民の安全が確保されており、全区間での効果発現に向けた早期の事業完了を目指す。

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