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補正予算など43議案/12月県議会が開会/十余二船戸線函渠など契約/発注平準化等で債務52件

2018/11/29 日刊建設タイムズ

 12月定例県議会が28日に開会し、一般会計21億3300万円を増額する補正予算や契約の締結・変更、指定管理者の指定など43議案を上程した。補正予算では、県営施設の管理運営事業や発注平準化など52件の債務負担行為を設定した。契約の締結は▽公共つくばエクスプレス沿線整備工事(十余二船戸線箱型函渠築造)▽社会資本総合交付金工事(仮称土屋橋本線P10・P11橋脚)▽旧女性会館大規模改修建築工事の3件。

 十余二船戸線箱型函渠築造は、国道16号下を横断する都計道十余二船戸線のアンダーパス部の整備を行う。工事は、WTO調達案件として9月20日に開札した総合評価一般競争入札で鉄建・石浜特定建設工事JV(代表者・鉄建建設、構成員・石浜建設)が落札。同JVと29億3544万円で契約を締結する。工期は1515日間。工事概要は、箱型函渠(非開削工法)L33・3m、内空W9・12m×H6・40m(2連)、発進及び到達立坑築造各1か所。構造はボックスカルバート。

 仮称土屋橋本線P10・P11橋脚は、9月20日の総合評価一般競争入札で福田・コスモ特定建設工事JV(代表者・福田組、構成員・コスモ工業)が落札。同JVと10億2600万円で契約する。工期は810日間。工事場所は国道464号成田市ウイング土屋地先。工事概要は、P10橋脚1基、P11橋脚1基、鋼管ソイルセメント杭φ1400㎜・L19~20m・50本。構造は張出式橋脚。工法は鋼管ソイルセメント杭工法。

 旧女性会館大規模改修建築は、10月12日の総合評価一般競争入札で鎌形建設(香取郡多古町多古591)が落札。同社と7億7760万円で契約する。工期は2020年3月25日まで。建物規模はRC造一部S造地下1階地上5階建て延べ4967㎡。工事概要は、耐震補強が鉄骨ブレース補強11か所、鉄筋コンクリート壁補強15か所、梁下増打ち補強6か所などで、大規模改修が屋上防水、外壁、内装、建具、塗装、エレベーター、外構等の改修。ほかに階段室と風除室の増築。

 また契約の変更は、本年2月議会で契約を締結した県農林総合研究センター新本館建築工事と国府台県営住宅A工区建築工事の契約金額を変更する。農林総合研究センターは18億4680万円から18億5071万1760円に、国府台県営住宅は10億7568万円から10億7781万6240円にそれぞれ増額。契約の相手方は県農林総合研究センターが畔蒜・進和JV、国府台県営住宅が大城・上條JV。

 一方、債務負担行為の内訳は、指定管理関連が23件で108億9200万円、発注平準化関連が25件で47億2600万円と、ほかに消防学校運営事業9800万円、地域排水路整備事業4億1000万円、公共港湾災害復旧事業1億2000万円、県立学校空調整備事業13億8400万円。

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