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茨城県境町

テニスコートに屋根設置/五輪事前キャンプ施設整備

2018/12/20 日本工業経済新聞(茨城版)

 境町が進める東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ施設整備で、新たにテニスコートへの屋根設置、武道館やトイレの改修などを計画し、12月補正予算で事業費1億5580万円を追加計上している。今後、地盤調査などを実施した上で、テニスコートの増設とともに、年度内の工事発注を目指す。

 町は20年の東京オリンピックでホストタウンに登録されており、アルゼンチン共和国の選手団の事前キャンプ招致を進めている。招致に際し、事前キャンプ施設としての充実を図るため、複合施設の文化村(上小橋ほか)でテニスコートの増設などを進めている。

 今回、新たにテニスコートへの屋根設置、武道館(S造2階建て、延べ約1200㎡)の柔道場(A約350㎡)の床や畳の改修、町民体育館などのトイレ設備で10基の洋式化および配管や換気扇の修繕を計画。

 12月補正ではコートの屋根整備工事に1億円、武道館改修に3510万円、トイレ改修に500万円、スポーツ用具類購入に1470万円を配分した。

 また関連整備として、更衣室やシャワー室などを備えるコンテナの交流拠点施設設置を計画しており、整地工事費1500万円、実施設計委託料1972万円、移動モバイルスタジオ車両購入費800万円などを計上している。

 なお9月補正ではコート増設工事費に2億2000万円、地盤調査委託料に140万円を予算化。現在のテニスコートは2面で、増設に際しては敷地北側の砂利敷き駐車場などを利用し、ハードコート2面とクレーコート2面を整備する見込み。併せて外縁部の植栽や舗装、駐車場の再整備、森林の伐採・伐根などを計画している。

 今後、着工へ向けて設置する屋根の規模などを検討するとともに、地盤の強度などを調査していく。

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