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千葉県八千代市

BTO実施方針公表/2月に公募型プロポ公告/全市立小中学校空調整備/八千代市

2018/12/31 日刊建設タイムズ

 八千代市は28日、小中学校空調設備整備事業のPFI実施方針及び要求水準書案を公表した。全市立小中学校33校の普通教室、特別教室への空調設備整備をBTO方式で実施するもので、2019年2月上旬に特定事業の選定及び公表と、公募型プロポーザルの募集公告を行う。参加表明書及び資格確認書類の受付は3月下旬、事業提案書の受付は5月上旬に予定しており、5月下旬もしくは6月上旬に優先交渉権者及び次点者を決定し、6月下旬に基本協定、7月中旬に仮契約、8月中旬に事業契約を締結する予定。

 対象となるのは、全市立小中学校33校(小学校22校、中学校11校)の普通教室・特別教室・管理諸室627室と、特別教室・管理諸室等の既存空調設備の更新45室。事業者が自らの資金で空調設備等の設計・施工・工事監理を行った後、空調設備等の所有権を市に移転し、維持管理期間を通して空調設備等の維持管理を行うBTO方式で実施する。

 事業期間は、事業契約締結日から33年3月31日までの約13年間とし、設計及び工事期間は19年9月から20年3月まで、維持管理期間は20年4月1日から33年3月31日までとする。

 事業の基本方針は、①安全で快適な室内環境の実現②安定したサービス提供のための事業実施計画③低廉かつ良質なサービス提供④経済的でかつ良質な設備導入と維持管理⑤ライフサイクルコストの縮減⑥環境への配慮⑦環境教育への支援。

 業務範囲は、①空調設備等の設計業務②空調設備等の施工業務③空調設備等の工事監理業務④空調設備等の所有権移転業務⑤空調設備等の維持管理業務⑥空調設備等の所有権移転後移設等業務。

 「空調設備等の設計業務」を行う構成企業・協力企業は、少なくとも1社が同市入札参加資格者名簿(測量・コンサルタント)に搭載され、08年度以降に完成済み室内機10台以上かつ延べ床面積500㎡以上の空調設備設計の元請としての実績を有すること等。

 「空調設備等の施工業務」及び「空調設備等の所有権移転後移設業務」を行う構成企業は、少なくとも1社が同市入札参加資格者名簿(建設工事)に管工事または電気工事で等級格付A・Bで登載され、管工事または電気工事に係る特定建設業の許可を受け、08年度以降に完成済み室内機10台以上かつ延べ床面積500㎡以上の空調設備施工の元請としての実績を有すること等。

 「空調設備等の工事監理業務」を行う構成企業・協力企業の要件は、少なくとも1社が同市入札参加資格者名簿(測量・コンサルタント)に搭載され、08年度以降に完成済み室内機10台以上かつ延べ床面積500㎡以上の空調設備工事監理の元請としての実績を有すること等。

 「空調設備等の維持管理業務」を行う構成企業は、少なくとも1社が同市入札参加資格者名簿に登載され、選択したエネルギー方式及び空調方式での運用に必要となる資格を持つ者を配置できること。08年度以降に連続して5年以上の期間、完成済み室内機10台以上かつ延べ床面積500㎡以上の空調設備維持管理業務の実績を有すること等。

 応募者は、構成企業・協力企業の選定にあたり、八千代市内に本店または支店を有する者を少なくとも1社以上選定するとともに、業務の一部発注においても可能な限り多くの企業を登用するよう配慮すること。

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