国土交通省が昨年末に発表した2018年度の「i-Construction大賞」で、小川工業が優秀賞に輝いた。地方自治体の部門で行田県土整備事務所発注の社会資本整備総合交付金(河川)工事(護岸工)が評価された。
同社はマシンコントロールバックホウの活用により、出水期においても高精度な河床掘削を実現。現場見学デッキとICT工法説明図を設置し地域住民に工事内容を周知するとともに、施工中に県や市職員、建設業者に対し現場説明会を開催、大学生のインターンシップ受け入れなどICTの普及に貢献した。
施工場所は中川/羽生市北袋地内ほか。工事概要は▽延長100m▽掘削工9300?▽法面整形工1100㎡▽ブロックマット工1265㎡――。掘削工と法面整形工においてICT施工を実施した。
国交省では今後、表彰授与式を開催するとともに、同省ホームページで受賞者の取り組みの詳細を掲載するなど、好事例を横展開していく。