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山梨県甲斐市

双葉西保育園、今秋にも本体入札

2019/01/25 山梨建設新聞

 甲斐市は新年度、双葉西保育園の改築工事を始める。用地買収が完了したため近く設計に着手し今秋までにまとめる。当初予算に工事費を計上し、12月市議会での施工契約承認を目指す。本体着工までに用地の埋設物の付け替えなども行う。オープンは2021年4月を予定している。

 建設地は現在の施設の南側にある約4500㎡の敷地。市有地のほか一部不動産業者が保有しており昨年12月に市が買い取った。現在は更地の状態だが古い水路が走っているため本体着工までに付け替える。加えて隣接する駐車場や園舎がある場所も用地として使う。園舎は新施設完成後、取り壊す予定だ。

 施設規模は現在と同等の800㎡程度を想定。今月30日に入札を行い設計や用地調査などを委託する。新施設は北から駐車場、園庭、園舎の並びになる。駐車場は現在園舎がある少し高台になった場所に整備するため、施設東に走る道路からスロープをつくり進入することになる。

 本体工事の入札は10~11月になる見通し。12月の市議会に施工契約承認を求める案件を提出する方向だ。本体工事後、外構などを進め2020年度末までに完成させる。

 定員はまだ確定していないが現在の170人と同程度としたい考え。延床面積が現在より小さくなる可能性もあるが、廊下や水回りなど共用部分を効率的に配置することで国が定める育児スペースを確保する。現在は園児の年齢によっては定員に若干の余裕があるものの、将来的な保育園不足を懸念し「新たな施設も現在と同じくらいの定員を確保する必要がある」(市子育て支援課)。現在の敷地面積は2000㎡程度で保護者から「広い庭で遊ばせたい」との声も上がっていた。


【写真=改築する双葉西保育園】


 

 




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