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広域道路ビジョン策定へ有識者会議が初会合

2019/02/05 新潟建設新聞

 重要物流道路制度の創設を契機に新潟県が策定を進める広域道路交通ビジョン・計画に助言を行う有識者会議の初会合が1月31日に開かれ、広域道路交通ビジョン案の基本方針や交通施策の体系などで意見を交わした。

 県の広域道路交通ビジョン基本方針では、平常時や災害時にヒトやモノの移動を円滑にするため、日本海国土軸を強化し太平洋国土軸とのラダー型道路ネットワークの確立により新潟の地理的優位性を活かし、さらに軸となる道路を補完し地域間相互の交流・連携を促進する道路ネットワークの構築を目指す。

 基本方針の実現へ課題と対応策を▽道路ネットワーク▽交通・防災拠点▽ICT交通マネジメント―の視点でまとめる。

 同日の会合では、基本方針がおおむね了承されたほか、非公開で施策の体系を議論。有識者からは積雪時の幅員の確保や機能確保への除排雪の重要性など、雪への対応に多くの意見が出された。

 今後、有識者の意見を踏まえて広域道路ビジョンおよび計画案の検討を進める。北陸地方整備局が策定する北陸ブロックのビジョン・計画と足並みを合わせながら、2019年度夏ごろまでの県計画の策定を目指す。


【写真=県ビジョン案を協議】

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