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国土交通省北陸地方整備局(建設)

第二床固改築1期工事は160億円で鹿島JV

2019/02/07 新潟建設新聞

 北陸地方整備局は、大河津分水路新第二床固改築1期工事の一般競争入札(WTO案件)を執行した結果、160億1000万円で鹿島建設・五洋建設・福田組JVが落札した(2月4日落札決定)。大河津分水路改修事業の要とも言える同工事は、副堰堤の下流に現在の第二床固と同じ高さ(海抜5m)、幅は今よりも約100m大きい床固を建設する。


 1期工事では河川内のケーソン9函を設置。陸上で数函に分割してケーソンを製作し、施工箇所まで運搬。ケーソン下部の作業室内で掘削を行い、必要な深さまで沈下させ、最後にコンクリートでケーソン同士を連結し所定の高さまで立ち上げる。床固ともに設置する減勢工事、護床工が一体となり河床の安定を図る。工期は2023年3月31日まで。

 工事内容は▽ニューマチックケーソン基礎(鋼殻ケーソン9基、躯体コンクリート1万4157立方、中埋コンクリート8757立方)▽本堤(摩耗対策プレート調整設置9基、コンクリート5987立方)▽減勢(減勢工組立据付52基、コンクリート8986立方)▽護床(型枠ブロック製作設置84基、プレパクドコンクリート骨材製作設置2125立方、モルタル注入1020立方)▽仮設工(仮橋・仮桟台工)―などとなる。

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