２０１８年度２次補正予算で北陸地方整備局には９１２億６５００万円が配分された。このうち直轄事業のゼロ国債として85億８５００円を設定する。補正予算の内訳は直轄事業４２１億２９００万円、補助事業４９１億３６００万円。県内への補助額は２６９億３４００万円となる。

　県内の主な事業では、姫川港西ふ頭地区に７億円を充当し、船舶の大型化等対応に泊地を整備。信濃川下流河川改修事業では栗林・大島地区に５億４２００万円を配分し、河道掘削を推進。大河津地区は堤防強化対策に５億２７００万円を充てる。

　２次補正予算は「防災・減災、国土強靭化のための緊急対策」「中小企業・小規模事業者に対する支援」に加え「その他喫緊の課題への対応」を行うための所要経費を計上。また積雪寒冷地域などの実情に応じた公共事業の発注措置として「国庫債務負担行為（ゼロ国債）」を設定した。

　県内主要事業は次のとおり（①場所②内容③事業費）　

　◇阿賀野川河川改修（下里地区）＝①阿賀野市②樹木伐採・河道掘削等③３億７５００万円

　◇信濃川下流河川改修（栗林・大島地区）＝①三条市②樹木伐採・河道掘削等③５億４２００万円

　◇信濃川河川改修（大河津地区）＝①燕市②堤防強化対策等③５億２７００万円

　◇関川河川改修（港町地区）＝①上越市②危機管理型ハード対策（堤防裏法尻の保護）③６６００万円

　◇信濃川下流水系（砂防）浅貝第１砂防堰堤＝①湯沢町②インフラ・ライフラインの保全対策（砂防堰堤工）③１億７００万円

　◇飯豊山系下中山砂防堰堤群＝①新発田市②円滑な避難の確保対策（砂防堰堤工）③１億円

　◇新潟港西港区臨港道路に関する緊急対策＝①新潟市②道路（トンネル）の改良③２億４０００万円

　◇新潟港海岸西海岸地区直轄海岸保全施設整備事業＝①新潟市②突堤の整備③１億５０００万円

　◇姫川港西ふ頭地区国内物流ターミナル整備事業＝①糸魚川市②泊地の整備③７億円

　◇新潟空港基本施設に関する緊急対策＝①新潟市②滑走路の地盤改良等③４億９０００万円

　◇国営越後丘陵公園＝①長岡市②広域防災拠点となる国営公園に関する緊急対策（非常用発電設備の整備、法面崩壊対策）＝５億３０００万円