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千葉県袖ケ浦市

庁舎整備に継続費64億円/袖ケ浦市予算/GW明けに募集要項/一般会計5・0%増の245億円

2019/02/18 日刊建設タイムズ

 袖ケ浦市は15日、新年度予算案の概要を発表した。一般会計は対前年度当初比5・0%増の245億4000万円となる。公共下水道事業など特別会計(5会計)を合わせた予算総額は同3・5%増の373億1300万円。一般会計の普通建設事業費は19億4739万5000円で同7・8%増。主要事業では、市役所庁舎の建て替えや大規模改修などを実施する「庁舎整備事業」に2019~25年度の7か年継続費64億734万6000円を設定した。

 同事業は、DB方式(設計・施工一括方式)により既存旧庁舎及び議場の建て替えと既存新庁舎の耐震補強及び大規模改修を実施する。現市役所北側の駐車場にSRC造5階建て延べ4889㎡を新築(建替1期庁舎)し、南側にS造2階建て延べ1320㎡を増築(建替2期庁舎)。耐震補強等を実施する既存新庁舎の規模はSRC造地下1階地上7階建て延べ6859㎡で、これらを合わせた整備後の総延べ面積は約1万4229㎡となる。基本設計は榎本建築設計事務所が担当。

 事業者は公募型プロポーザル方式により選定する予定で、ゴールデンウィーク明けに募集要項を公表。本年12月議会での本契約締結を目指す。また、工事監理業務などは別途発注となる見通し。事業の実施スケジュールは、21年度までに建替1期庁舎を完成させ、25年度の全体工程の完了を目指す。

 継続費ではこのほか、防災行政無線整備費に19~21年度の3か年継続費7億6852万1000円、都市計画基本計画策定事業に19~20年度の2か年継続費5515万6000円をそれぞれ設定。また、防犯灯LED化に限度額2億2000万円(19~29年度)の債務負担行為を設定した。

 その他の主な事業は次の通り。

 ▽昭和小学校校舎棟(E棟)便所改修工事=2822万6000円▽奈良輪小学校屋内運動場吊天井等耐震対策工事=4026万円▽昭和中学校校舎棟(北側)外壁屋根改修工事=8499万7000円▽市民会館中ホール棟外壁屋根改修工事=8845万1000円(ほかに工事監理料337万7000円)▽総合運動場等管理工事=2410万円(市営球場放送設備改修工事779万8000円、今井野球場防球ネット改修工事1630万2000円)▽粗大ごみ処理施設破砕機更新工事=1億4300万円▽三箇横田線建設事業=7766万8000円(交差点詳細設計485万1000円、道路改良工事6759万5000円)▽交差点改良事業=7469万円(交差点改良工事6391万円、信号機施設工事1078万円)▽橋梁長寿命化修繕事業=7976万5000円(橋梁定期点検委託2501万3000円、橋梁補修設計475万2000円、南袖大橋耐震補強工事5000万円)▽高須箕和田線建設事業(南袖延伸)=3億4011万8000円(橋梁整備工事委託1257万8000円、橋梁下部工事(2基)3億2000万円、雨水ポンプ移設工事638万3000円他)▽袖ケ浦駅北口交通広場整備事業=1540万4000円。北口交通広場にバスシェルターを増設(L9m、W2m)する▽西内河根場線建設事業=6354万4000円(県負担金)▽西内河高須線建設事業=3122万9000円(道路改良工2902万9000円ほか)

庁舎整備後の外観予想図

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