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千葉県教育庁

新県立図書館基本計画など/県教育庁19年度重点施策/県立学校大改修や外壁改修

2019/03/29 日刊建設タイムズ

 県教育庁は、「新みんなで取り組む『教育立県ちば』プラン」(2015~19年度)に基づく19年度重点施策推進計画(工程表)をまとめた。第2期千葉県教育振興基本計画の最終年となる19年度の目標の達成に向け、主な事業の概要や実施内容を示した。主要事業では、特別支援学校整備事業、新県立図書館施設整備事業、県立学校長寿命化対策事業、県立学校における安全対策事業、高等学校再編事業、県立学校空調設備整備事業などに取り組む。


●高校再編4校で工事、設計

 

 新県立図書館整備事業については、新年度の早い時期に基本計画案をまとめ、5月ごろにパブリックコメントを実施し、基本計画を策定。その後、基本設計に向けた準備を進める。基本計画は支援業務を今月末の工期で図書館総合研究所に委託。また、昨年度は有識者検討会議を設置し、図書館の考え方や建設場所などについて検討。建設場所として3か所の候補地が示され、県立青葉の森公園内を有力な候補地として挙げた。施設整備の考え方では、県立図書館と県文書館を複合化し、知の拠点として整備することなどが提言された。

 特別支援学校整備事業では、事業費4億8430万円で、柏特別支援学校高等部分離による新設校((仮称)東葛飾地区特別支援学校)の実施設計、市原特別支援学校の教室棟増築工事、桜が丘特別支援学校教室棟増築の実施設計などを実施。

 県立学校の安全対策事業では、事業費19億3260万円で、天井材等の落下防止対策として26校・27棟の工事と30校・32棟の設計を行い、老朽化施設の解体、ブロック塀等の撤去・改修を実施する。解体は4棟の工事、1棟の設計などを予定する。

 県立学校長寿命化対策事業は、事業費38億2600万円で、県立学校大規模改修と県立学校外壁等改修を実施。大規模改修は6校35棟を対象に調査・基本設計を行い、5校24棟で実施設計を行う。外壁改修は12校20棟の実施設計と19校23棟の工事を予定する。

 県立高校再編事業は、事業費5000万円で、我孫子東高校福祉コース設置の工事等と、犢橋高校福祉コース設置、天羽高校工業基礎コース設置、姉崎高校ものづくりコース設置のための各設計などを予定。

 県立学校空調設備整備事業は、事業費9億1700万円で、高校普通教室の空調設備整備18校、高校職員室等管理諸室空調設備リース28校(うち整備4校)、高校PTA設置による普通教室空調リース料の負担99校、特別支援学校職員室等管理諸室空調設備整備5校などを予定。

 このほかでは、県立美術館・博物館の在り方検討を行う。

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