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新潟県三条市

最優秀は隈研吾、図書館等複合施設の設計

2019/03/30 新潟建設新聞

 三条市はプロポーザル方式で選定を行った図書館等複合施設基本設計および実施設計業務の最優秀提案者に隈研吾建築都市設計事務所 (東京都港区南青山)を特定した。着工は2020年9月を予定している。

 施設は「学ぶ、見る、触れるものづくりのまち」をコンセプトに掲げる。建設予定地は旧三条小学校跡地。図書館のほか、鍛冶ミュージアム、理科教育センターの3つの機能を持たせる。

 基本計画中間報告では、全体延床面積は5130㎡を見込み、このうち図書館部分は約2850㎡、鍛冶ミュージアムは約250㎡、理科教育センターは約960㎡。このほか、飲食を提供する民間スペースを100㎡ほど併設、共用部分は970㎡程度としていた。

 本業務の予定事業費は1億3025万5000円(消費税を含む)以内を設定。既存校舎解体費等を含む総事業費は30 億円前後を見込む。

 校舎の解体は終了しており、基本設計・実施設計は4月から2020年3月まで、工事は同年9月ごろに着手し、22年中の供用開始を目指す。

 同プロポには9者が参加表明し、新居千秋都市建築設計、大宇根建築設計事務所、環境デザイン研究所、隈研吾建築都市設計事務所、佐藤総合計画、三上建築事務所の6者が技術提案を行った。、27日の選定委員会により最優秀提案を決定した。  

提案方針は▽業務実施方針▽取組体制▽特に重視する点▽三条市総合計画との整合性および設計上の配慮等―。また、特定テーマとして、まちなかのにぎわい創出に資するため、市民が気軽に立ち寄ることができる施設の方策などを掲げていた。

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