キタックの中山輝也代表取締役会長は26日、新潟市役所を訪れ、かつて新潟市中央区にあった新潟奉行所の復元模型を市に寄贈した。
中山会長は「城下町ではない新潟市には観光資源が乏しく、官民一体で実際に復元できたら素晴らしい」と思いを語った。
中原八一新潟市長は「わずかな資料で再現し、新潟市の歴史に関心が持てる貴重な模型である」として感謝状を贈呈。模型は今後、新潟市歴史博物館みなとぴあなどで展示される。
幕府直轄地となった新潟統治のため1843年に設置された新潟奉行所は、敷地面積約7140㎡、延べ床面積約1750㎡。現在の新潟市中央区西堀のNEXT21および新潟三越の辺りに建てられ、明治時代まで現存した。
中山会長らは奉行所に関する調査研究を進め、古文書や文献などから150分の1サイズの模型で復元。最終的には観光資源の拠点として実物の復元を目指している。
【写真=観光活性化へ模型寄贈】