新潟労働局は３月29日、新潟ゼロ災害宣言運動２０１８で１年間労働災害ゼロを達成した事業所を代表して興和新潟支店、三星金属工業、上越運送上越支店の３社に達成証を交付した。

　労働災害防止への意識高揚を図るため県内に所在する事業所、現場を対象に18年１月から実施している。３カ月コース、６カ月コース、１年コースのいずれかを選択してもらい安全宣言を行う。期間中の労働災害ゼロを達成した事業場には達成証が交付される。今回は１年コースに１６３件、29現場からの申請があり、82件、13現場が労働災害ゼロを達成した。

　興和の諸橋崇安全品質本部長は「一昨年の事故を受けて、18年は８事業所で、月１回以上の安全パトロールや現場着手前の検討会を開き、危険の芽を事前に把握するなど安全対策を徹底した」と成果を話した。

　新潟労働局では本年度にも安全週間の始まる７月から６カ月の期間で同様の取り組みを行う考えだ。

【写真＝達成証を国富】