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来月建築工事を公告 甲州市の公民館改修

2019/04/27 山梨建設新聞

 山梨市は来月、後屋敷公民館(同市三ヶ所)大規模改修・建築工事の一般競争入札を公告する。施設の一部を改築するほかレイアウトの変更やトイレの改修などを行う。機械・電気設備工事については別途、指名競争入札で発注する。入札は6月を予定しており、年度内完成を目指す。

 躯体の耐震性に問題はないため内部を改修し、手狭だった集会室のみ改築する。これで2013年度から続く市内公民館の改修が完了する。設計は馬場設計(甲府市)。現在の施設はRC造2階建てで延床面積は555㎡。うち470㎡を改修し、集会室部分の85㎡を解体。216㎡に建て替える。集会室は施設の北東部分にあり現在は平屋。南北に長い形で隣の後屋敷小体育館に近接しているため、これを東西に長い一部2階建てに造り替える。

 内部改修では男女共用だったトイレを男女別に改修。多目的トイレを新設する。管理人室はトレイ・浴室・キッチンなどを造るなど大幅にリフォームする。6畳の和室2部屋をつなげ17・5畳の部屋にするなど間取りの変更も行う。

 現在敷地内に駐車スペースはあるが、後屋敷小グラウンドへの進入路としても使われているため数台しか駐車できない。このため今後新たに近隣の民地を買収し、駐車場を整備する計画だ。現在の駐車スペースは舗装などせず、そのまま使う。

 工事は建築・電気・機械の3分離で発注する。建築工事については5000万円以上のため一般競争入札。来月公告し6月に入札・着工し、年度内の完成を予定する。工期は9カ月。電気・機械設備工事は指名競争入札で同時期に発注。工期は8・5カ月を見込んでいる。

 事業費として市は当初予算に2億705万4000円を盛り込んだ。工事中は施設の利用は停止する。

 東京オリンピック需用などにより建築工事に使うボルトが不足ぎみになっているとの情勢から、市生涯学習課の担当者は「影響が出ないか心配している」と話した。


【写真=上空から見た施設。北東部分を改築する】

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