記事

事業者
長野県建築士会松筑支部

建築士会松筑支部の新支部長に西村氏

2019/04/24 長野建設新聞

長野県建築士会松筑支部(岩原忍支部長)は19日、第9回通常協議会を松本市内の王滝会館で開き、任期満了に伴う役員改選では新支部長に西村文彦氏(エイ・デザイン、塩尻市宗賀)を選任した。総会後の懇親会の冒頭、あいさつに立った西村支部長は「諸先輩方がつないできた栄えある支部長というタスキを引き継ぎ重責を担うことになった。会員の皆様と一丸となり歴史ある松筑支部のために少しでも力になりたい」と決意を示した。続けて「この業界を取り巻く環境は非常に厳しく人手不足やなり手不足の中、組織を大きくするとか現状を維持するという時代は過ぎてしまい、いかに会員の減少を穏やかにするか、または組織を再編し合併するか、このまま継続しコンパクトにするか、その選択が迫られている時代。そうした中、今活動している皆様が活動しやすい士会、やりがいのある士会、いま会員でいる皆様がいつまでも会員でいてくれる士会、そうすることによって、その先に入ってみたくなる建築士会が見えてくると考えている」との考えを示し協力を求めた。

冒頭の挨拶で2期4年にわたり支部長を務めた岩原氏は「本会は4月1日に公益法社団法人になった。一般社団法人としてスタートし10年かけて、公益性のある会計等準備を進めてきてようやく移行することができた。これまでの公益性のある活動を行ってきたが、今後はより公益性のある活動をしていきたい」と述べた。

当日は会員数284人のうち27人が出席。来賓のあいさつでは最初に松本建設事務所建築課の塚田昌宏課長は県の取り組みを示したうえで「耐震化の促進は皆様方のご尽力が必要。大規模地震への備え等県が進める安心・安全の取り組みへ皆さまの協力なくしてはできない」と引き続き協力を求めた。松本市建築指導課の齊木康利課長は「行政として皆さまの活動は心強く感謝している。皆様の変わらぬご支援を」と松本市の街づくりに協力を求めた。

続いて、新たに入会した正会員のうち、当日、総会に出席した髙橋幸子さん(倉橋建築計画事務所)と吉澤尚雄さん(塩澤建築)がそれぞれあいさつした後に議事に移り、昨年度の事業内容を委員会ごとに報告。また本年度の事業計画も委員会ごとに案を発表し、原案通り承認された。5月25日に松本市内のホテルブエナビスタで通常総会が、また建築士フォーラムが中信ブロック木曽支部管内で開催される。

改選された新役員は次の通り。※敬称略、カッコ内は所属

◇支部長=西村文彦氏(エイ・デザイン)

◇副支部長=山田健一郎(山田建築設計室)、赤羽直美(赤羽設計事務所)、平澤芳信(アスピア)、吉田満(スタジオアウラ)

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら