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(社)長野県建設業協会諏訪支部

諏訪建設会館は6月着工

2019/05/17 長野建設新聞

長野県建設業協会諏訪支部(高見秀司支部長)と諏訪建設事業協同組合(高見秀司理事長)は15日、本年度通常総会を諏訪建設会館で開き、本年度の事業計画を承認した。同支部と組合は本年度、諏訪建設会館の改築を予定しており、来月から着工、来年3月の完成を予定している。

総会の冒頭、高見支部長は「建設業を取り巻く環境は回復基調にあり、防災・減災国土強靭化へ3年間の緊急対策として公共事業費が大幅に増額となり、大変うれしい限り。これから発注が徐々に出てくると思うが、われわれ業者としては入札が不調・不落とならないような施工能力が問われる。しっかりと受注してほしい」と呼びかけた。さらに中央公契連モデル改正に触れ、「長野県でも6月に開催される契約審議会で検討されることになるのではないか」と引き上げに期待を示した。

来賓あいつさつで諏訪建設事務所の清水孝二所長は「県の建設部では今年の当初予算で1300億円の当初予算を確保した。諏訪建設事務所の予算は53億円で対前年度比38.1%増となっている。これらの予算を円滑で適正な執行ができるようフレックス工期や早期契約制度も取り入れながら行っていきたい」と述べるとともに、諏訪建設事務所の本年度重点事業などを説明。諏訪支部の会員各社に対し引き続き諏訪地域の発展に取り組んでほしいと期待した。

◇諏訪建設事業協同組合が総会

支部総会に先立ち、諏訪建設事業協同組合の総会が行われた。あいさつで高見理事長は「当組合の事業で生コンクリートの共同購入により価格安定と安定供給を行っており、昨年度事業は、生コンを使用した工事の増加により、安定した運営ができた。今年も安定運営ができるよう期待している」「建設会館の建て替えがいよいよ本格的に始まる。この建物での総会も今年が最後になり、来年は新しい会館での開催となる。われわれも一層良い年となり、新しい年号と一緒に新たな発展と展開につなげていきたい」と決意を新たにした。

議案では諏訪建設会館の改築事業を含む本年度事業計画を承認した。新会館の規模はS造2階建て、延べ床面積298・70㎡。建設費予算額は地質調査を含む設計費等に600万円、工事費に7500万円、現会館解体費に1000万円を計上した。建築工事は6月から着手、来年3月末の完成を見込んでいる。現会館の解体は来年4月に行い、駐車場の舗装等外構工事はその後となる。


【写真=あいさつする高見支部長】

高見支部長

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