新潟市下水道部は東区で建設が進められている大石排水区大石2号貯留管で、地元住民や小学生を招いた見学会を開いた。
下水道事業への協力と理解を深めてもらうため企画され、石山谷内中公園内に設置された立坑から地下15mまで下りて、今しか見ることができない貯留管の中を見学した。
同地区の浸水対策として建設する貯留管は、内径3250㎜、施工延長2011・51m、シールド工法により東区新石山の石山谷内中公園から同区東中島の居浦公園までの区間で整備される。施工は前田建設工業・佐藤工業・協和エクシオ・小野組JVが担当。2015年12月より工事着手し、18年6月に貫通、現在は排水ポンプ設備や公園の復旧工事が進められ7月末の完了を目指す。
前田JVの白川元彦所長は「地域の協力と理解で、ここまで無事にきた。急カーブや降雪など苦労はあったが、良いものができたと思っている。この施設が地域に役立つことが希望であり、今後も無事故で完成を迎えたい」と語った。
【写真=地元住民や小学生を招いた】