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丸運建設が一括受注 五日町病院の建て替え

2019/05/21 新潟建設新聞

 医療法人越南会(小川杉子理事長、南魚沼市五日町2375)は、南魚沼市内にある「五日町病院」の第1病棟を建て替える。設計・施工はデザインビルド方式によるコンペで丸運建設が一括受注した。6月11日に地鎮祭を行い、建築工事に着手する予定。開院は2020年5月ごろを予定。駐車場を含む全体工事の完成は同年12月28日を見込む。

 既存の五日町病院は築38年以上が経過。新耐震基準を満たしていないことや設備の老朽化などから敷地内で第1病棟を建て替える。 

新病院は立体駐車場解体後の跡地に整備。新病院完成後に既存の第1病棟を解体し駐車場を整備するほか、既存の第2病棟に新病棟と結ぶ渡り廊下を設置する。現在、立体駐車場の解体工事を進めており、6月初旬の完了を見込んでいる。

 新病棟の規模はS造4階建て、延べ床面積4381・27㎡、建築面積1509・56㎡を予定。

 解体する施設の規模はRC造3階建て、S造平屋建て、延べ2982㎡。

 施工場所は、南魚沼市五日町字欠ノ下2411-1外16筆地内の敷地9289・1㎡。

 今回の整備に当たり新病棟には外来病棟、一般病棟63床のほか、認知症病棟60床を新たに設ける。

 同院の小川事務長は「認知症病棟は南魚沼市内では初の設置となることから期待も大きい。地域のニーズに応えるべく、より一層の医療サービスを提供して参りたい」と話し、施工を担当する丸運建設の現場担当の丸山氏は「無事故、無災害で引き渡すことに全力を尽くしたい」と意気込みを語った。


【写真=立体駐車場解体後に本体工事に着手】

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