飯山市の総合建設業・サンタキザワ(福原初社長)は20、21の両日、県下高井農林高校グリーンデザイン科2年生の3人を招き、就業体験を実施した。
同社はここ数年、活発にインターンシップや企業説明会などに取り組み、建設業に対する若者の理解醸成を図るとともに、次世代の担い手確保につなげている。滝沢卓也取締役土木部長は生徒たちに対し、「建設業は使命感を持てる仕事。ただ、今は技術者も技能者も本当に人材が不足している。この2日間でより興味を深め、ぜひ入職してほしい」と期待。参加者の一人、廣瀬海人さんが長野県北部地震により自宅が倒壊した経験を話すと、「災害対応はまさにわれわれの重要な仕事」と強調した。貴重な機会を得た生徒たちからは「土木か建築かで悩んでいます」「休みはどれ位とれるのでしょうか」といった声が聞かれた。
本社での説明後、生徒たちは土木工事の現場に入り作業を見学。2日目には建築工事の現場も見て回り、モノづくりの魅力や土木と建築の現場の違いを肌で感じていた。