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長野県測量設計業協会

担い手確保へ労働環境改善を/通常総会

2019/05/22 長野建設新聞

 県測量設計業協会(佐藤芳明会長)は17日、第50回通常総会を開催した。佐藤会長は「活発な活動により、協会の組織力・機動力・技術力を行政はもとより、地域の皆さんにもアピールできたのではないか」と2018年度を総括。「経営環境も十分ではないが徐々に改善されつつある。各社の経営状況が多少でも改善してきたのであれば、ぜひとも職員の労働環境の改善をお願いしたい。これが将来に向けた担い手確保にもつながる」と呼び掛けた。

 総会は長野市のホテル国際21で開かれ、同協会の顧問を務める萩原清県議会議員、国土交通省長野国道事務所の山崎茂副所長、同省千曲川河川事務所の吉田俊康副所長、県建設部の長谷川朋弘部長、青木謙通技術管理室長も出席し、晴れの日を祝った。

 佐藤会長はあいさつで「昨年度は会員の経営安定、関係機関との協働・連携、広報活動を柱に据え、皆さんのご理解の下、多くの事業を実施できた」と謝意。5月に開催した災害復旧技術講習会には320人を超える技術者が参加し、その後発生した災害復旧の際、会員から「学んだことを直ちに生かすことができた」と報告を受けたことを紹介。会員の技術力向上が目に見える形で表れたことを「非常にありがたく感じた」と回顧した。

 また、国・県とも活発に意見交換を行ったことを伝えた上で、「今後も実りある意見交換となるよう、議題・提案などについて皆さんから積極的に意見をいただきたい」と求めた。

 議事では事業計画など全ての議案を原案どおり承認。本年度は経営安定や関係機関との協働・連携事業を活発に実施するほか、50周年記念事業も企画・実施する。

 議事の後には来賓が祝辞。異口同音に日ごろの社会資本整備への尽力に謝意を表するとともに、担い手確保・育成を含めた業界発展へ、協会のさらなる活躍を期待した。

 なお、10月10、11日には全国測量設計業協会連合会関東地区協議会の「地方県会議」が長野市で開催される。

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