新発田地域広域事務組合は、広域葬斎センター「願文院」改築事業の実施設計業務をさくら設計と６３２２万３０００円（税込）でこのほど随意契約を結んだ。本年度末までに設計をまとめ、２０２０～21年度の２カ年で工事を行う。供用開始は21年度となる見通し。

　既存の願文院は築38年が経過。施設の全体が老朽化していることや、施設のバリアーフリー未対応など火葬需要の増加に伴う構造上の問題を多く抱えていることから、利用者のニーズに対応するため、既存施設（新発田市古楯４９５）の駐車場用地で改築する。

　敷地面積は６７１９㎡。

　規模はＲＣ造２階建て、延べ床面積２４３０㎡を想定。５基の火葬炉設置や30人程度の待合室（５室）、告別室（２室）、収骨室、発電機室、事務室、多目的室、授乳室、自販機置場、トイレなどを配置する。

敷地内には庭園や会葬者駐車場30台、送迎者駐車場８台、職員駐車場10台、多機能駐車場２台の計50台程度の駐車スペースを設ける。

　また季節風対策としてガラス防風スクリーンの設置や送迎バスや霊柩車が同時に玄関前へ付くことができる大屋根のある車寄せのほか、舗装面には凍結対策として融雪を計画する。

　既存施設は新施設完成後に解体する。施設規模はＲＣ造平屋建て、床面積７９７㎡。