記事

事業者
松本市建設業協会

松本市建設業協会が総会

2019/06/01 長野建設新聞

松本市建設業協会と松本市建設事業協同組合(深澤信治会長・理事長)の本年度通常総会が30日、松本市内の深志神社梅風閣で開かれ、本年度事業計画を承認した。

冒頭のあいさつで深澤会長は2点について述べたいとしたうえで「1点目は安定的かつ持続的な公共事業予算の確保。会員・組合員が一丸となって地域住民の安心安全の確保、地域経済の活性化を図るなど、地域に貢献する基盤産業としての役割を果たしていくことが大切。そのためにも安定的に継続した公共事業予算の確保や工事発注時期の平準化などが必要不可欠であり、市幹部との懇談会や意見交換会を通じ、機会があるごとに要望していきたい。2点目は組織運営にあたってのお願い。われわれはエイマックの旗のもと、市民に愛される協会づくりをめざしており、地域の信頼に応えられるよう会員が一丸となって取り組んでいくことが重要であり、皆さまのご協力とご理解を」と呼びかけた。、

続いて議事に移り、本年度事業計画を原案通り承認した。主な項目は、官公需適格組合証明を活用した新たな事業に関する共同受注工事の研究や、松本市ほか関係団体との意見交換会および各種勉強会等を開催する。詳細は6月19日に開催される合同委員会で決定される。また総会では、松本市からの昨年度公共工事における会員受注額が報告された。合計で151件44億5800万3000円となり、前年度を件数・金額とも上回ったが、土木・建築別にみると土木は件数・金額とも上回ったが、建築は件数が減少するなど差が見られた。

総会後に開かれた懇親会の冒頭、深澤会長は「多くの課題に取り組み、地域の建設業が使命を果たしていくためには安定した経営基盤の構築が不可欠」と強調した。来賓を代表して松本市の菅谷昭市長は「本物の良い松本のまちづくりを平成から令和へとつないでいく重要な年。若者を呼び込む魅力ある松本のまちづくりを積極的に進めていく」との考えを示すとともに、協会に対し協力と一層の活躍を期待した。

松本城について講演

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら