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茨城県取手市

取手市の19年度駅北土地区画整理事業

2019/06/04 日本工業経済新聞(茨城版)

 取手市区画整理課は本年度、取手駅北土地区画整理事業で、A街区の地下構造物の撤去工事と西部地区造成工事、都市計画道路3・3・1号の付帯工事を発注する計画。

 まず地下構造物の撤去工事は、A街区の中央部にあるパチンコ店跡の地下1階を撤去するもの。

 概要は地下構造物撤去工(240㎡)、杭基礎撤去工、埋め戻し工。工期は240日間。

 工事予算額は1億186万6000円で、8月にも一般競争入札で発注し、9~10月に着工となる見通し。

 なお地上の建物については、2017年に地権者が解体済み。

 西部地区の造成工事は、A街区のすぐ西側でプレキャスト擁壁工(L35m、H1・3~1・6m)を行うもの。工期は120日間。

 予算額は924万5000円で、発注時期は地権者との交渉次第だが、年度末になりそうだ。発注方法は指名競争入札。

 都市計画道路3・3・1号の付帯工事は、A街区の南東側に仮囲いとしてB型バリケードを150m程度設置するもので、工期は120日間。

 予算額は480万6000円で、第3四半期には指名競争入札で発注したい考え。

 取手駅北土地区画整理事業は、多様な都市機能の集積と土地の高度利用の促進を図るため都市基盤の整備を進めるもので、事業期間は1993~2022年度。施行面積は約6・5haで、総事業費は約176億円。

 これまでにB街区、C街区、北部地区と西部地区の一部で宅地整備が完了している。

 なお残りのA街区では、㈱大京(東京都渋谷区)と戸田建設㈱(東京都中央区)のJVが23年度までにタワーマンションと駐車場を建設する予定となっている。

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