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新測協が定時総会「業務量確保が急務」

2019/06/04 新潟建設新聞

新潟県測量設計業協会(山岸陽一会長)は5月31日、新潟市内の新潟東映ホテルで2019年度定時総会を盛大に挙行した。

冒頭、山岸会長は7年連続となった技術者単価の引き上げや国土強靭化に向けた3カ年緊急対策による公共事業費の大幅な伸びなどを評価する一方、慢性的な担い手不足と高齢化の進行、働き方改革による経営環境整備が業界の喫緊の課題と指摘。その上で「測量設計業界は社会資本整備、不測の事故や災害発生時における迅速な復旧作業を担う、なくてはならない地域密着型産業」との認識の下、その役割を果たすためには安定的かつ持続的な業務量の確保が急務と強調し、国や県との意見交換などを通じて強く要望していく姿勢を示した。また、本年度の事業活動についても触れ、新技術に関する研修を充実させるほか、担い手確保に向けた広報を積極的に展開するなどし、業界のさらなる発展と地位向上に努めていくとした。

その後、㈱信和測量設計社の岩野靖氏を議長に選出して議事が進行。前年度の貸借対照表と正味財産増減計算書が承認されたほか、本年度の事業計画などが報告された。本年度事業計画には、担い手不足の解消に向けた入職促進と若手技術者育成への取り組み強化とともに、新技術の知識・技術の習得に資する各種研修会の開催などを盛り込んだ。

総会終了後には役員功労者および永年勤続者表彰が行われ、本年度の役員功労者表彰は、あさひ測量設計事務所代表取締役社長の金子仁氏が受賞し、永年勤続者表彰には16社から24人が選ばれた。

休憩を挟み、講演会も開催され、県土木部の坂井徹技監が「新潟県土木行政の現状と最近の話題」をテーマに講義を行った。


【写真=山岸会長、本年度事業計画を承認】

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