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茨城県かすみがうら市

かすみがうら市が6月補正案に市街地複合施設とスマートICの基本構想費を計上

2019/06/12 日本工業経済新聞(茨城版)

 かすみがうら市は定例議会に補正予算案を上程している。主なものでは、神立駅周辺の土地利用基本構想策定調査に950万4000円、スマートIC関連土地利用基本構想策定調査に550万円、千代田公民館の防火シャッター危害防止装置設置工事に129万6000円、消防本部の適正用地基礎調査に49万5000円を予算化。

 一般会計に5089万5000円を追加し、当初からの総額を186億2782万2000円とする。議会の日程は6月4~19日。

 まず総務費で、中心市街地土地利用基本構想策定調査に950万4000円を充当。JR神立駅周辺に防災広場、行政機能、図書館機能を有する複合交流拠点施設を想定しており、昨年度にランドブレイン㈱(東京都千代田区)が土地利用基礎調査を行った。予算案承認後、速やかに発注する予定。

 また、スマートICの土地利用基本構想策定調査には550万円。土地利用方針、都市基盤整備方針の検討、整備実現に向けた課題の整理などを行う。整備場所は千代田パーキングエリア内が有力。

 こちらも予算案が承認されれば、なるべく早く発注する方針。なお昨年度には、㈱オリエンタルコンサルタンツ(東京都渋谷区)が設置可能性等調査を実施した。

 教育費では、千代田公民館(上佐谷991-5)の防火シャッターへの危害防止装置設置とブレーキ修繕に129万6000円。危害防止装置は人が挟まれることを防ぐための安全装置で、1階2カ所と2階2カ所の合計4カ所に設置する。ブレーキの交換は1カ所のみ。随意契約で発注となるもよう。

 消防費では、建築後40年以上が経過している消防本部および西消防署(上土田501、1977年築、RC造2階建て、延べ744・11㎡)について、改築に向けての適正用地基礎調査に49万5000円を措置。

 現施設の近隣で候補地を数カ所上げるもので、予算案が可決されれば速やかに随意契約で発注し、年内にはまとめたいとしている。

 補正予算案の主な内容は次のとおり。

 【総務費】

 ◆企画調整事業

 ◇中心市街地土地利用基本構想策定調査業務委託=950万4000円

 ◇スマートIC関連土地利用基本構想策定調査業務委託=550万円

 【消防費】

 ◆常備消防事業・消防本部、西消防署適正用地基礎調査業務委託=49万5000円

 ◆消防団施設整備事業・警防用備品=199万6000円

 【教育費】

 ◆千代田公民館管理事業

 ◇修繕=37万8000円

 ◇公民館防火シャッター危害防止装置設置工事=129万6000円

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