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SPR工法協会新潟分会が総会/総会で堀分会長が続投

2019/07/04 新潟建設新聞

日本SPR工法協会北関東支部新潟分会(堀武夫分会長)は6月27日、新潟市内の万代シルバーホテルで第19回定時総会を盛大に挙行した。議事では任期満了に伴う役員の選任が行われ、堀分会長をはじめ全役員の続投が決まった。

冒頭、堀分会長はSPR工法を含めた管更生の施工延長が順調との見方を示し、また国の『防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策』へ期待を寄せ「われわれが携わる仕事が今後も多くなる。会員の皆さんにはエリア内の自治体へSPR工法の良さを周知いただきたい」と呼び掛け、6000人弱いる下水道管路更生管理技士の有資格者の優位性も併せて訴えた。さらに、堀分会長は働き方改革についても言及。「現場の第一線で活躍されている方の高齢化は避けられず、最重要課題の一つでもある。可能な限りの施工の自動化はもちろんだが、北海道支部では現場研修の一環として工業高校へ出前講座を行い、好評を得ていると聞く。新潟分会でも現場研修を実施しているが、今後は矛先を変え、若者へわれわれのこと、われわれの仕事を知ってもらうことに重点を置き、業界への入職促進につなげていきたい」と意気込んだ。

その後、堀分会長を議長に選出して議事が進行。前年度の事業報告や2019年度事業計画案などが審議され、いずれも多くの拍手をもって承認された。事業計画には引き続き、県内自治体へのPR活動や研修会の開催などを盛り込んだ。総会後半には、協会本部設立30周年を記念した新ロゴマークも披露された。

SPR工法は、既設管内側にプロファイルをスパイラル状に巻き付けて更生管を築造し、既設管、更生管、裏込め材を一体化させた複合管で管渠を再生させる。製管にあたっては機材をマンホール内へ入れることができ、地面を開削することなく施工できるほか、通水しながらの作業も可能。長距離かつ曲線箇所にも対応でき、どのような断面でも適用可能となっている。口径も、250㎜の小規模なものから6000㎜の大規模なものまで対応できる。


【写真=堀分会長、事業計画案などを審議した、新ロゴマーク】

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