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今月本紙で入札公告 笛吹社協の福祉施設

2019/07/05 山梨建設新聞

 高齢者と障害者の生活支援を行う福祉施設の建設で笛吹市社会福祉協議会(早河正弘会長)は、施工者の選定を始める。今月17日に本紙や同協議会ホームページで一般競争入札を公告。県内全域の業者を対象に参加を呼び掛ける。着工は9月になる見通しで来年3月上旬の引き渡し、同4月オープンを目指す。

 入札参加ができるのは県の公共工事における「建築一式」A等級で県内に本社がある業者。来年3月の工期厳守も条件となる。入札は来月19日、翌20日の同協議会理事会を経て落札者を決定する。予定価格は事前に公表する。

 建設するのは木造一部2階建てで、延床面積は991㎡。設計はメイ建築工房(笛吹市)。田畑が広がる周囲の町並みや高齢者・障害者、近隣住民が集うことなどを考慮し、木目を基調とした、ぬくもりあふれる施設をイメージした。

 建設地は同市一宮町竹原田地内の畑だった場所。県道211号山梨笛吹線沿いで、国道20号沿いのスーパー「イッツモア一宮店」からも近い。現場では現在、造成や雨水処理設備の整備を飯塚工業(同市)の施工で進めている。

 施設では高齢者の通所介護(定員39人)と障害者の就労支援(同20人)を行う。市内に生活介護者が利用できる機械浴の設備がなく市外まで出向いている現状を踏まえ、機械浴の設備も完備する。同協議会では、できるだけ自立した生活を送ることを目指した福祉サービスを提供しており、新施設はその拠点になるものと大きな期待を寄せている。


【暖かみを感じさせる木目調のデザイン】

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