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日立市がイトーヨーカドーに子どもの遊び場/8月着工、工事は市内建築A業者に

2019/07/06 日本工業経済新聞(茨城版)

 日立市はイトーヨーカドー日立店(幸町1-16-1)へ「屋内型子どもの遊び場」を整備するため、8月ごろから工事に着手する。整備や遊具設置といった業務は㈱ボーネルンド(東京都渋谷区)へ委託する予定で、月内には正式に契約を締結する見通し。改修などの工事は市に準じた入札方式で、市の建築A格付を有する市内事業者から選定する。

 これは、市内の子育て環境充実や日立駅前のにぎわい創出に寄与するため行うもの。日立駅前のイトーヨーカドー4階を活用して子どもが遊べる遊具などを整備する。事業費は約1億5000万円。

 4月12日に整備業務および遊具設置等業務の公募型プロポーザルを公告。5月29日に玩具会社で遊び場の運営などを行っているボーネルンドを候補者に選んだ。

 予定する工事の内容としては、床面や壁面などを改修(ウレタンマットおよびウレタンウォールの設置を含む)。また各スペースの床面の張り替えや、壁面のサイン・グラフィック工事などを実施。

 さらに施設配置(事務スペース、更衣室などを含む)に合わせたパーテーションおよび赤ちゃん休憩室を設置する。そのほか大型遊具設置に伴う工事なども行った後、大型遊具や附属遊具などを設置する。

 施設面積は約2400㎡で、有償のあそび・まなびエリア(約1870㎡)と無償の子育て支援エリア(約520㎡)に区分される。

 なお市では現在、同施設の指定管理者を募集している。募集要項の提出は7月25日まで。8月上旬に候補者を選定して、9月議会での議決後に協定書を締結する。

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