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国土交通省松本砂防事務所

国交省松本砂防で表彰式

2019/07/27 長野建設新聞

国土交通省北陸地方整備局松本砂防事務所(石田孝司所長)は26日、「国土交通事業関係功労者等表彰式」を松本市内の同事務所で開き、事務所長表彰の優良工事2件、優良業務1件、優良建設技術者1人、優良工事における下請業者1社をそれぞれ表彰した。

最初に事務所長表彰受賞者に石田所長から表彰状が授与された後、受賞者一人ひとりがあいさつに立った。その中でサワンド建設の川上隆英社長は「受賞は弊社の力だけではなく、発注者様、協力業者様のお力添えがあってのことと感謝申し上げる。今回の受賞を糧に今後も精進していく」と感謝の言葉を述べると、鷲澤建設の鷲澤尊社長は「これからも地域の皆様のため、会社のため、砂防工事の発展のためにがんばっていきたい」と決意を新たにした。国際航業長野営業所の松岡宏威所長は「非常に難しい業務だったが、発注者様のご協力でとりまとめることができた。これからも技術力向上や研鑽を図っていきたい」と述べると、技術者表彰に輝いた北野の細野寛和さんは「当現場はICTを活用した現場。当社はICTに力を入れており、これからは若い技術者が賞をとれるように指導していきたい」と後進の指導に意欲を示した。下請表彰の岡三リビックの佐藤一仁執行役員は「私どもは擬岩の工事で下請させていただいた。土木の中でもデザインを駆使してやっていくことを当社の柱としている。これからも砂防工事や国土強靭化事業に貢献していきたい」と述べた。

事務所長あいさつで松本砂防事務所の石田所長は、受賞各社をたたえた。その中で優良工事に輝いた2社について「サワンド建設様は工事の制約条件等が多い中、さまざま安全管理を行い、落石や出水リスクを最小限に抑え、無事故で白骨温泉の独自の景観にしっかりと馴染む施工を行った。鷲澤建設様は最先端技術と言っても過言ではない無人化施工を行い無事故で工事を完成させた」と高く評価した。

表彰者は次の通り。※敬称略

※事務所長表彰

【優良工事】◆サワンド建設=白骨隧通し護岸工事◆鷲澤建設=浦川砂防堰堤上流護岸工その2工事

【優良業務】◆国際航業長野営業所=管内流木対策施設配置計画検討業務

【優良建設技術者】◆北野監理技術者・細野寛和=浦川下流工事用道路その4工事

【優良工事における下請負者】◆岡三リビック=白骨隧通し護岸工事

※管内の局長表彰

【優良業務】◆建設技術研究所◆砂防・地すべり技術センター

【優良建設技術者】◆鷲澤建設現場代理人・宮沢政昭◆建設技術研究所北陸支社管理技術者・上山晃

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