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【建設投資見通し】19年度は63兆円に迫る勢い

2019/08/20 本社配信

 国土交通省は2019年度における出来高ベースの投資額を推計した建設投資が前年度比3・4%増の62兆9400億円となり、63兆円に迫る見通しであることを明らかにした。特に21兆円を超える政府投資が好調で、23兆円を超えていた03年度以来の高い水準となっている。

 政府が6月に公表した15年の「産業連関表」に伴い、今回から新たに「建築物リフォーム・リニューアル投資額」が追加計上されたため、全体の建設投資見通しが増えている。ただし建築物リフォーム・リニューアル投資額が追加された15年度以降の5年間で見ても、19年度の推計値が最も高くなった。

 政府投資は21兆6300億円で、前年度比4・5%の増加とした。

 民間投資は41兆3100億円で同比2・8%増となった。民間投資のうち、住宅建築投資は17兆3900億円で同比2・8%増、非住宅建設投資は17兆7000億円で同比3・6%増、建築物リフォーム・リニューアル投資は6兆2200億円で同比0・6%増となり、いずれも好調な投資を見込んでいる。

 なお建築、土木ともに前年度比で増加となる。

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