龍ケ崎市は9月3日開会の市議会定例会に補正予算案を上程する。建設関係の主なものでは、旧北文間小学校の校舎解体工事に1億4809万3000円を盛り込んでいる。同時に全額を次年度への繰越明許費に設定。一般会計全体では1億3351万円を追加し、当初からの総額は254億3636万8000円とする。
北文間小(長沖町1490)は、2017年に龍ケ崎西小と統合して閉校。残っている第1~3期校舎およびプールは解体し、第4期校舎と体育館についてはスポーツ健康施設や備蓄倉庫、災害時の避難所などとして利活用する方針。
今補正では、校舎とプールの解体工事費として1億4809万3000円を計上。予算案が承認されれば、11月にも一般競争入札を公告し、12月に開札する見通し。工期は6カ月程度を想定。
また、同じく廃校の長戸小(半田町65)では、建物を全て解体し、跡地にコミュニティセンターを新設する構想があるほか、前面道路(市道3-309号線)の改良工事が計画されていることから、境界確定業務委託料として308万円を措置している。
そのほか公共下水道事業特別会計では、交付金の増額に伴って、昨年度からの継続事業である佐貫排水ポンプ場の改築工事に2658万9000円、本年度から2カ年継続事業の地蔵後中継ポンプ場改築工事に900万円を追加している。
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補正予算案の主な内容は次のとおり。
【総務費】
◆公共施設維持整備基金・積立金=312万7000円
◆旧長戸小学校施設管理・境界確定業務=308万円
◆旧北文間小学校施設管理・第1、2、3期校舎解体等工事=1億4809万3000円
【民生費】
◆ふれあいゾーン管理運営・外流し設置工事=89万1000円
【衛生費】
◆合併処理浄化槽設置助成事業・補助金=1884万6000円
【農林水産業費】
◆土地改良助成事業・土地改良事業補助金=205万円
◆土地改良整備事業・経営体育成基盤整備(川原代地区)負担金=2550万円
【土木費】
◆道路管理事務・法定外公共物管理システム更新=110万円
◆道路維持補修事業・道路清掃等維持管理=247万5000円
【公共下水道事業特別会計】
◆公共下水道改築等事業
◇佐貫排水ポンプ場改築工事=2658万9000円
◇地蔵後中継ポンプ場改築工事=900万円
◆流域下水道整備事業・霞ヶ浦常南流域下水道整備事業負担金=2703万1000円
【繰越明許費】
◆旧北文間小学校施設管理=1億4809万3000円